第4回ERIFF
国際和解映画祭
早稲田大学大隈記念講堂
2024年11月30日・12月1日
共催団体:国際和解学研究所
ERIFF
East Asia Reconciliation International Film Festival
私たちのミッション
「和解文化の創成」
01
近年、国際情勢が刻々と変容する中、日本・中国・韓国を始めとする東アジア諸国の関係改善が地域の安定と平和的繁栄のために求められています。東アジア諸地域は古代から文化の活発な往来により緊密に繋がってきました。その様な繋がりは今でも変わらず維持されおり、近年では日中韓の若者層がサブカルチャーや食文化を通じて、お互いに対して興味関心を持ち、親近感を抱くような現象が見られます。
その一方、歴史に関する諸問題に目を向けると、東アジアにおける亀裂はより一層深まっています。その根本にあるのは各国国民の歴史記憶に対する感情のぶつかり合いであり、政権同士の和解の交渉がどんなに進められていても、その土台である市民感情が変化しなければ根本的な解決には到達できません。
「諸国民の和解」は、単なる妥協によっては達成されません。和解の形成は、市民レベルでの絶え間ない対話とお互いに対する理解により実現するものであって、その中でお互いに変化していくことを前提としています。自らの「感情」を自覚し、それを相手と伝え合い、相手を理解することこそが歴史に関する諸問題を解決する上で避けて通れぬ道なのです。
私たちERIFF国際和解映画祭学生実行委員会は、映画祭をという形を通じて、市民レベルの対話と理解を形成する一つのきっかけを作り、和解への長い歩みを進めることを目指します。未来を担う私たち学生や若者たちの手によって作られた脚本と映画を広く募集し、その作品をできるだけ多くの人に届けることにより、「和解文化」を創り出すことが私たちの使命です。
02
私たちのビジョン
目指す映画祭像
「創る」映画祭に
若い脚本家を発掘し、
アジアの映画業界を盛り上げるため、
脚本コンペで優秀な作品には映像化の機会を。
学生実行委も自ら作品を制作・上映し、
フィロソフィをもった映画祭に。
「和解」について
考える「場」
親子の「和解」など身近なものを通して、
国民同士の「和解」の難しさを考えるきっかけに。
「和解部門」を設けて表彰し、
作品を通した対話を生み、語らいあう場に。
(東アジア)若手クリエイターの
「登竜門」
日本だけでなく、中韓をはじめとする海外の有力作品にも多く応募いただき、東アジアの若手クリエイターにとっては必ず参加したいと思えるような映画祭に。
10年後、50年後も長く続き、社会的価値のある行事に。
03
私たちのバリュー
ERIFFの活動方針
01
みんなでつくる映画祭
本映画祭では、学生実行委員が自ら
「和解」についてどのように
表現したらよいかを考え、コンテンツを
企画・制作しています。
また、今年度は学生実行委員のみ
ならず、クリエイターやお客様とともに
「和解」について考えられる映画祭を
考案しています。
会場に集まった皆様と「和解」
に対する思いを共有できる場を
目指していきます。
02
東アジアの若者が
活躍する映画祭
ERIFF学生スタッフは日本・中国・
韓国をはじめとする国や地域を
バックグラウンドに持つメンバー
で構成されています。
多様なルーツを持つスタッフ達が
協力し、創り上げる映画祭を
お楽しみください。
また、ERIFFは東アジアの若手
クリエイターが活躍できる場を
目指しています。
学生スタッフだけでなく、
クリエイターの皆さんの活躍に
ぜひご注目ください。
03
和解を未来へ
伝える映画祭
ERIFFにおけるすべてのコンテンツは、
「和解」がテーマです。映像作品や
クリエイターの考える「和解」を通して、「和解」とは何か、どのようにしたら
「和解」は実現されるのか考えていきます。
また、今年度は映画という
文化的媒体が和解に果たす意義についても
掘り下げていきます。
歴史的な側面のみならず、様々な角度から
和解を考えることで未来につながる映画祭を目指していきます。